お誕生日おめでとう、ラヴェル。
3月7日は、フランス人作曲家モーリス・ラヴェルのお誕生日です。
お誕生日お祝いにこれを買いました。ラヴェルに、ではなく私に。
ラヴェル自身が演奏したものを、ピアノロールにうつして、それをCD化したもの。
- アーティスト: M. Ravel
- 出版社/メーカー: Dal Segno
- 発売日: 2003/11/25
- メディア: CD
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Composer As Pianist & Conductor
- アーティスト: Ravel,Lamoureaux Orchestra
- 出版社/メーカー: Pierian
- 発売日: 2003/02/25
- メディア: CD
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そして手持ちのCDでラヴェル祭り。できるだけ作曲年順に聴いていきました。
古風なメヌエット、鏡、マ・メール・ロワ。とくに、マ・メール・ロワはピアノ連弾をしごかれたので、いろんな勉強をした覚えがあります。もとはバレエ音楽なのでオーケストレーションなんだけど、それをピアノ版にしてるので、木管バージョンやマリンバ演奏などいろんな音源を聴いて、フルスコアも読んで一生懸命がんばった記憶が…
大大大大大大大好きなピアノ協奏曲ト長調。ラヴェルがアメリカ進出を企てた際の意欲作。1楽章で鞭をつかったかと思えば、2楽章はしっとりつややか。そして3楽章目ははじめと終わりのモチーフがまるっきり一緒という離れ業の上、圧倒的な疾走感でかけぬけるという、もうすばらしいの一言につきる作品。もしも、私が死んだらこのCDとフルスコアは一緒に火葬にしてほしい。
最後はやっぱりボレロ。ピアノ連弾版はショートショートバージョンの上に、簡単だけど、それでも音の組み合わせを勉強するのにとっても役にたちます。そして、それにフルスコアをつき合わせて読み合わせていくと、耳では直接拾いきれなかった補佐的な音をみつけられて、なぁるほどねぇって納得するのです。これだけCDをもっていても、やはりお気に入りは2枚ほどで、交互に聴いてる状態ですが、それだからといって他のを処分する気にはなれないんだなぁ。
今日の写真は、私の好きなラヴェル弾きのピアニストたち。右上から時計回りに、ツィメルマン(サイン入り♪楽譜にもサインもらえて幸せ)、ミケランジェリ(変人だけどいい人)、アルゲリッチ(女豪傑)、フランソワ(アル中だけど憎めない)。