お誕生日おめでとう、ラヴェル。








3月7日は、フランス人作曲家モーリス・ラヴェルのお誕生日です。


お誕生日お祝いにこれを買いました。ラヴェルに、ではなく私に。


ラヴェル自身が演奏したものを、ピアノロールにうつして、それをCD化したもの。

Ravel Plays Ravel

Ravel Plays Ravel

Composer As Pianist & Conductor

Composer As Pianist & Conductor


そして手持ちのCDでラヴェル祭り。できるだけ作曲年順に聴いていきました。


古風なメヌエット、鏡、マ・メール・ロワ。とくに、マ・メール・ロワはピアノ連弾をしごかれたので、いろんな勉強をした覚えがあります。もとはバレエ音楽なのでオーケストレーションなんだけど、それをピアノ版にしてるので、木管バージョンやマリンバ演奏などいろんな音源を聴いて、フルスコアも読んで一生懸命がんばった記憶が…


ソナチネクープランの墓ときて…(クープランはトラウマ…)


大大大大大大大好きなピアノ協奏曲ト長調ラヴェルアメリカ進出を企てた際の意欲作。1楽章で鞭をつかったかと思えば、2楽章はしっとりつややか。そして3楽章目ははじめと終わりのモチーフがまるっきり一緒という離れ業の上、圧倒的な疾走感でかけぬけるという、もうすばらしいの一言につきる作品。もしも、私が死んだらこのCDとフルスコアは一緒に火葬にしてほしい。


最後はやっぱりボレロ。ピアノ連弾版はショートショートバージョンの上に、簡単だけど、それでも音の組み合わせを勉強するのにとっても役にたちます。そして、それにフルスコアをつき合わせて読み合わせていくと、耳では直接拾いきれなかった補佐的な音をみつけられて、なぁるほどねぇって納得するのです。これだけCDをもっていても、やはりお気に入りは2枚ほどで、交互に聴いてる状態ですが、それだからといって他のを処分する気にはなれないんだなぁ。


今日の写真は、私の好きなラヴェル弾きのピアニストたち。右上から時計回りに、ツィメルマン(サイン入り♪楽譜にもサインもらえて幸せ)、ミケランジェリ(変人だけどいい人)、アルゲリッチ(女豪傑)、フランソワ(アル中だけど憎めない)。


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