日本人にとっては不要のものでも


住むところによって違いはあるでしょうが、私が引っ越しの際に数十件みてまわった物件は全て「24時間ゴミ出しOK」のところ。つまり各階にダストシュートが備え付けられていて、24時間ゴミ出し放題。ある程度の分別はしないといけませんが、香港人は守っている気配はあまりなし。粗大ゴミはダストシュートのそばにおいておけばいいしね……

なので、ゴミ出しに関してはもう日本に帰れないかも、私。すっかり堕落しています。それでも何でもかんでもダストシュートに放り込むのは良心がとがめるので今のところは分別してるし、子供が大きくなって着られなくなったお洋服や履けなくなった靴、日本の雑誌などはダストシュート近くの階段の踊り場において置くようにしています。


で、これがなくなるのがあっという間なんです。「ものの5分」という言葉がぴったり当てはまるほど。5分は最短記録のほうですけど、半日あればまず無くなります。


なぜかというと!


香港は「アマさん」と呼ばれる外国から働きにきているお手伝いさんがいっぱいいます。彼女達は当然掃除・洗濯・料理といった家事全般をこなしています。なので「ゴミ出し」も仕事の一部。そこで目に付いたものはなんでも確保しておくのが彼女達のライフスタイルなんです。特に、自分達のフロアに「日本人」が住んでいるのがわかろうものなら〜簡単にわかります。日本人は日本語新聞は紙類のところに置くし、日本の食材の空き缶は缶類のところに置くから!〜ゴミ置き場チェックにはぬかりがありません。しかも日本人が捨てちゃうお洋服類というのは、十分まだまだ使えるものが多く……


今回の「切手」もおそらく誰かが拾って香港の古物商に持ち込むことでしょう。

私がゴミ箱に入れちゃえばそれまでですけど、だれかが有効活用してくれて小銭かもしれないけれど自分のものにできれば素敵なことだと思います。