久しぶりにバティックを買いました


学生時代に2年間、週に一度インドネシア語に触れる機会がありました。その縁で人生初の海外旅行先がインドネシア(とシンガポール7日間というとても贅沢な旅行。あんなにゆっくりした旅行はあとにも先にも一度きり)でした。フツー学生旅行といったらアメリカとかヨーロッパを選ぶところですが、やっぱり若いころから偏屈モノだったみたいです、私って。


人生初の海外旅行先がアメリカだった人もヨーロッパだった人も、アジアだった人も、な・なんとアフリカだった人も、季節が反対だけどオセアニアだった人も、地球の裏側南米大陸を目指した人も、極地探検派だった人も、いえいえこれから初の海外旅行に行きますという人も、人気ブログランキングへ


インドネシアでは物価の安さにも助けられ、学生の分際のわりにはいろいろなお買い物をしてきました。細かい銀細工のペンダント、ブローチ。木彫りのピアス。バリ島ならではのヒンズー教の教えが描かれたマントラ。ヒンズーの暦を描いた絵。そして、ろうけつ染めの「バティック」。いわゆるジャワ更紗です。バティックは祖母と母〜二人とも洋裁を趣味でしていたのでジャワ更紗も知っていました〜のリクエストで探し出したのですが、現物を目にしたとたん、一目ぼれで自分にも布を買いました。いかに物価が安いとはいえ、バティックは結構値がはっていましたが、バイト代をはたいて買った覚えがあります。

そんな思いをして買ったバティック。祖母や母は私が買ってきた布を経済力に物を言わせて、早速上着やスカートに仕立てて上手に着こなしていましたが、貧乏学生だった私は仕立て代もなく、せっかく買ってきた布も、いつしかタペストリー扱い。ほどなくタンスにしまいこんでそれきりでした。


そんな苦い思い出があるのに、またもやバティックを買ってしまった私。以前買ったバティックはスタンダードカラーである茶色でしたが、今回ネットで買ったバティックは、ワンピースとかに仕立てたらさぞかし映えそう。


バティックが送られてきた際、サービスとして端切れ2着分が入っていました。その端切れが中途半端なくでかい。しかも派手。もうびっくりです。派手すぎてどう扱っていいか分からないけど、どう扱うか考えるだけでも楽しいです。


布地は左端の水色のものが鶏のつがいが描かれているもの。一番下がちょっと地味目だけど、十分派手なもの。そして一番右端が私のお気に入り、正真正銘のバティック。