3時間8分なんてあっという間!〜キングコング〜


キングコング」観て来ました。おそらく年内最後の映画鑑賞となる筈です。この1年で映画館・ケーブル・テレビ・レンタル合わせて一体何本映画みたかなあ。多分100本は越えてるはずです。来年からの「はてな年間100本映画クラブ」への参加、今から楽しみです。登録した途端に、映画観なくなっちゃった!!ということがないように頑張ります。

さて、キングコング。ちなみに、私が生まれて初めて映画館で見た映画が、ジェシカ・ラングが出てた「キングコング」。今から●●年前です。感慨深いものがあります。

キングコングの前作観た方も観ていない方も人気ブログランキングと「キングコング」上映館へおでかけ下さい

http://www.kk-movie.jp

以下ネタバレです!!

2005年のナオミ・ワッツキングコングの感想は、いやあ、デジタルって年々進歩してるのねぇと感心することしきりでした。ロードオブザリング三部作の頃にたどたどしかった動きが、ほとんど違和感なくなってます。さすがピーター・ジャクソン監督が激ヤセしただけあって、作業はとてつもなく大変だったのでしょう。アクションシーンも、もうすごかった。「くどい〜!!」と叫びたくなるくらい次から次へとシーンがつながっていきます。ピーター・ジャクソン監督って、やっぱりオタク道を極めてますね。「Mr.Otaku」「Otaku King」の称号を与えてあげたいです。だってあのくどさは尋常じゃない。虫の出てくるシーンでは、私はあやうく悲鳴を上げるところでしたよ。原住民のシーンも、そこまで怖く演出しなくていいじゃんって思っちゃいました。
その一方で、ロマンチックなシーンもきっちり押さえてます。甘すぎず、くどすぎず、でもなんだかジーンとくるかんじ。USATODAYの映画評でも「upside(いいところ)」として特殊技術とアクションシーンそして、ロマンスの3点を挙げてます。

その一方で「downside(悪いところ)」として挙げられていたのが、とにもかくにも「3時間8分」という上映時間。日本での噂もここに尽きていたので、「間延びしてるのかしら?」「中だるみとか?」「もしかしてつまんないとか(SAYURIみたく)」等々いろいろ心配しながら席についたのですが、杞憂に終わりましたよ。あっという間の3時間8分。ロードオブザリングでは「早く終われ〜!」と心から願った私ですが、キングコングではちっともそんなことなかったです。というか、3時間8分でも足りなかったかも。どうやってコングをニューヨークまで運んできたのかとかもきちんと描いて欲しかったです。

出演者も皆きっちり自分の役割演じてました。ナオミ・ワッツはさすが「絶叫の女王」の名に恥じない悲鳴を聞かせてくれたし、37歳とは思えないくらいとてもキレイ。ジャック・ブラックは良くも悪くも「業界人」を怪演してたし、エイドリアン・ブロディもヒーロー役をこなせることがわかりました。トーマス・クレッチマンはいつみてもかっこいい。「リトルダンサー」で愛らしい少年だったジェイミー・ベルくんもすっかりりりしい少年に。「トム・ハンクスの息子」という定冠詞がついてまわるコリン・ハンクスくんもジャック・ブラックにふりまわされる助手の役をきちんと丁寧に演じてた(トム・ハンクスといえば、予告で観た「ダビンチ・コード」ではかなり痩せていました。若返ったかんじ。来年の5月が楽しみ)。アンディ・サーキスキングコングの役とコック役の二役をこなしたのに、あんな死に方させられちゃって・・・・(泣)

長くなりましたが、上映時間の長さで二の足を踏んでいらっしゃる方が私のページをご覧になられた際は、だまされたとお思いになって、ぜひぜひ劇場の大きなスクリーンでご鑑賞ください。あれだけくどいアクションシーン、大画面で見るべきです。

写真はUSA TODAY紙のランキング。ちなみにキングコングは一番下の欄で☆3つと半分。まあまあです。だって、ハリーポッターナルニア物語が☆3つだったんですよ。もうじき日本公開のチキンリトルも☆3つ。私がつまんなかったSAYURIは☆2つと半分。キングコングを上回る☆4つは、来年公開の「高慢と偏見キーラ・ナイトレイ出てます)」とまだ未定の「Brokeback Mountain(ジェイク・ギレンホールナオミ・ワッツの元カレ、ヒース・レジャーが出てます)」の二つだけ。「高慢と偏見」は、私も楽しみにしています。