ミュージカルのお話(続き)


さて、今日もミュージカル「チキチキバンバン」のお話です。

オーケストラボックスを目にはしたものの、「これは備え付けられているだけであって、実際はテープで音楽が流れてくるのでは・・・?」と疑心暗鬼に陥った私。でもそんな心配は無用でした。「上映中の録音・撮影はしないでね〜」のアナウンスが終わったと同時にオーケストラボックスから男の人の頭がにょっきりのぞいたのです!こちらを見て軽く一礼した後おもむろに指揮棒をとりあげ振り下ろした途端・・・聴きなれたオーバーチュア(序曲)が!わあすごい、本当に生演奏だぁ!と思ったと同時に涙が出てしまいました。まさか生演奏で観られるとは!

まず子役の二人が出てきました。プログラムを見ると9歳と10歳。たいした演技です。日本のジャリタレが恥ずかしくなるくらい堂々とした演技です。そして、カラクタカス・ポッツこと主役のジェイソン・ドノヴァンの登場です。私がもっているミュージカル版チキチキのCDはイギリスのミュージカル界では泣く子もだまるマイケル・ボールのものなのですが(今でもこの人のしか出ていないはずです)、ちょっと歌い方がねちねちしているなと思っていたのです。この日ジェイソン・ドノヴァンの歌を聴いてみて、私は彼の方がいいなと思ってしまいました。からっ、さらっと歌っていて好感がもてました。トゥルーリー・スクランプシャス(truly scrumptious=「本当においしい」という意味。トゥルーリーはお菓子工場の社長令嬢なのです!)役のジョー・ギブもいい味出してます。
テンポ良くお話が進んでいきます。撮影だったら出来るけど、舞台ではどうなるんだろうなあと心配になるものもうまく演技してどんどんお話が進んでいって、いよいよ「バンブーダンス」のシーンになりました。この「バンブーダンス」のシーン。アップテンポの曲に乗ってめまぐるしく踊りまくる見せ場満載シーンです。DVDで観ててすごいなあと感心することしきりだったのですが、心のどこかで「どうせ編集でつないでるんだろう」とたかをくくっていた私(性格悪くてすみませぬ)。でも舞台でバンブーダンスを一糸乱れず踊る役者さん達をみて、もう口あんぐり。やだ〜本当に踊れてるわ!しかもノーミス!DVDで見たのと全然遜色ないじゃん!!
いよいよチキチキバンバンの登場です。空を飛ぶシーンはどうするのかと思っていたら、ちゃんと支えのアームを見えにくくして宙に浮かせていました。劇場が古いのに設備は新しいみたい。

DVDと同じく、チキチキが飛んだあとで1幕目の終わりです。
続きはまたもやまた明日!
写真はジェイソン・ドノヴァンのカラクタカスも写ってるパラディアムの入り口。

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