香港で鍼治療
頭と性格が悪い代わりに、視力抜群、体力アリ、頭痛に襲われたことほんの数回、なりたかった職業フードファイター……と、まぁ健康だけには恵まれたって感がアリアリの私なのですが、時々はメンテしないと……
というわけで、つてをたどって東方医学の先生のところに伺ってきました(といってもまだ2回目なんだけど)。
1回目は、「名前と生年月日を書いて」と言われ、その後両手の脈を交互にとったあと、ずばり「不眠ですね!」と言い渡されたのには…
びっくりしたなぁ、もう
なんで、脈をとっただけで不眠ってわかるのっ???
小さいころから寝ない性質だといわれ続けてましたが(おばあちゃんから「この子はこんなに寝ないままだと早死するよ」ってめちゃくちゃ心配されてました)、ここにきていよいよ不眠モードバリンバリン。寝なくても体力が続くのは、ひとえに大食い体質のおかげだと思ってました。
が、やはりそれには無理があるということだそうです。やっぱり寝ないとね、ということで、まずは不眠のツボを押されることに。
一体どこを押すの?と思いきや、「不眠=腎臓」に関係があると先生が断言。うつぶせになって腰のちょっと上あたりにいきなり鍼を2本ずぶりと刺されました。ここはちくっとしただけだったのでまだガマンできたのですが…
あおむけになってからの、むこうずねへの2本は効いた!!つか効きすぎ!!つか、先生、鍼の先をぐりぐり動かして「痛い?」って聞くのやめて!!痛いに決まってるじゃん!!!!
に基づいて煎じてくれた漢方薬がコレ。泥水?
日本人向けということで、かなり飲みやすくしてもらっています。味は亀ゼリーとほとんどかわらないし。まわりの患者さんが顔をしかめて一生懸命飲んで(しかもゴミ箱みたらお残ししまくってるやん!!いいのかそれで??)るのに比べれば、かなり初心者向けのようです。
横にある乾物は、お口直しのため。これがなくても飲めましたが、日本でいう干しぶどうとは違うさわやかなお味(色からして違うし)で、おいしくいただけるので、ありがたく頂戴しました。
漢方薬を飲み干してすぐには、何も効果がでず、正直いって「なぁんだ」と思いました……
んが!!
2時間ほどたったときに、激しい睡魔が襲ってきました。ちょうど街中でお買い物中だったのですが、一瞬たちくらみがして(たちくらみになったことがほんの数回しかないので、心底驚きました)、しばらく壁によりかかって休みました(周りの人は変な顔してたけど)。ちょっと落ち着いてから帰途に着いたんですが、道中ずっと寝っぱなし。寝オチする前にフラフラの頭をフル稼働して、大体の到着時刻を予想してタイマーをかけておいたので、寝過ごさなかったけど、ヤバかった。
何とか自宅にたどりついたあと、倒れこむようにソファーに崩れ落ち…
「晩御飯」を要求されたときと(ホントすまん)
「夜7時から学校と面談入ってるっしょ」と念押しされたとき以外は
ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと寝てました。学校の面談にはふらふらになりながら行きましたが、できることなら寝たおしていたかったなぁ(笑)。
断続的に寝ること12時間以上!!不眠体質を長いことやってきたので、こんなにたくさん寝られたのは赤ちゃんのとき以来のはず。
気持ちよく寝られるという幸せを久々に味わったような気がします。
が、幸せはいつまでもつづかないのが世の常(笑)。
本日は2回目の鍼治療だったのですが、前回と同じツボを刺激されたのにもかかわらず一向に寝られず。なんだかちょっと、いえ、かなりがっかりしましたが、長い目でみていこうと思います。
次は月曜日に来いといわれました。身体が正常に戻るまでは、週3回ペースで通わないといけないようです。お支払いもちょっと大変ですが、自分への投資だと思って頑張ります。
治療室の黒板には、なかなかおもしろい文言がかかれてました。日本では「一日1万歩」を目標にしなさい、と良く言われていますが、こちらでは「5000歩でOK。6000ならなおよし」ということらしいです。