日曜日の朝の飲茶

日本にいるときもそうだったけど、我が旦那はとかく忙しい。すれちがいばっかりです。その上、私たちって「何で結婚したの?」っていうくらい、性格も違うし、趣味も違うし、これまたすれちがいばっかり。お互いすりあわせをしないと、なんのために一緒に暮らしているかわからない。


なので、最近は「すりあわせ」と称して、「毎週日曜日は朝に飲茶に二人きりで行く」ことにしています。ちょうどがきんちょどもはお稽古事があって不在だし。私達夫婦は、もう「食べること」くらいしか共通の趣味がないので(涙)。


どうせ行くんだったら、ということで、ちょっと遠出してガイドブックにも載っている「蓮香楼」に通ってます。


最初はおずおずと入ってましたが、最近はずかずかとお店に入って行ってる(笑)。そして何度か通ううちに、お茶は二人で来店した場合、2種類は頼めることが判明。その場合、急須ではなくお茶碗に入ってでてくることも判明。というか、お一人で来店している方を観察してると、急須でオーダーしてる方もいれば、お茶碗でオーダーしてる方もいる……。一人で来たときのお茶のオーダー〜お茶の葉の種類は別として、急須かお茶碗か〜の仕方は今後の宿題です。

2人で来店した場合、2種類のお茶をオーダーすると、必ずお茶碗で出てくるので急須かお茶碗かで悩む必要はナシ(笑)。今日は「香片(ヒョンピン=ジャスミンティ)」と「水仙(ソイシン=緑茶系)」を頼んでみました。お茶の葉がしまってあるブースのすぐそばに座ったので見ていると、おじさん、素手でお茶の葉掴んでます(笑)


お茶碗になみなみとお湯を注いでくれますが、一番最初のお茶は「洗杯(サイプイ=お皿を洗う)」用のボウルに注いでくれます。二番目から飲んでもいいみたい(一番最初のお湯を捨てるのはお茶の葉の汚れをとる意味もあるようです)。蓋をしめて、お茶碗にお茶を注ぐわけですが、最初はこぼしまくり。最近はずいぶん上手になりましたが、お店の人や、周りのお客さんにまだまだ笑われてる状態です。


人気のワゴンにはすぐに人だかり。
ワゴンを押すおばちゃんが「俳隊(パイドイ=列を作って!)」と叫ぶけど、みんなお構いなしに押し寄せます。
仕方がないので、自分の「食詰(セックカッ=頼んだものを記録するカード)」を我先にと差し出して、お料理を取ることになります。最初のころは出遅れてたけど、最近はだんだんと勝負強くなってきている自分…。


列を作らずに押し寄せる癖がつくと、日本に帰れないですね(苦笑)


いつも大体同じあたりで食事をしているのですが、ときどきはこういうカードが出ている席に座れることが。「10時45分からは職員専用」。ここだとゆっくり食事をとれますが、それ以外の席は、順番を待つ人たちに虎視眈々と狙われることに(それはそれで楽しいけど)


今日は、はじめて店内で猫ちゃんを見かけました。お店の人は奥に戻したがってたけど、猫ちゃんが言うことをきくはずもなく、徘徊してました(笑)


頼んだマーライゴウ(中華カステラ)が食べ切れなかったので、袋をもらって(というか、壁にかかってるので勝手にとって)持ち帰りました。









大体、お会計は二人で100香港ドル(1200円ちょっと)前後をさまよってます。食べることくらいしか共通の趣味がない私たちにとっては、必要経費です。

今日も席を譲ってもらって、席を譲ってあげて、楽しいお食事でした。


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