旧暦のお正月の準備


私の住んでいる香港、そして香港の母体である中華人民共和国では、太陽暦と並行して太陰暦も使われています。新聞やテレビのニュースなどでも、太陽暦の日付と一緒に太陰暦のものも記載されているくらい。

太陽暦太陰暦についてはこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E6%9A%A6
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%B0%E6%9A%A6


香港に来るまでは、「太陰暦なんて太陽暦を使うようになってからは無意味」だなんて思っていた私ですが、実際太陰暦を身近に感じてみると、実は結構有用なのに気がつきました。衣替えの季節も太陽暦だと早すぎたり遅すぎたりしますが、太陰暦だとぴったり。香港では太陰暦のことを「農歴」といいますが、まさにそのとおり作物を育てるには太陽暦より太陰暦のほうがぴったり!!昔の人々の知恵にあらためて脱帽です。


来週から1週間ほど旧正月のお休みとなります。せっかくなので師走の街にお出かけしてみました。


お正月飾りにかかせない金柑や蜜柑を使った飾り物。太子(プリンスエドワード)駅にある有名な「花市(ファーシー)=フラワーマーケット」だと安くで買えます。

猫柳も人気。そして「五代同堂(ムーダイトントン)=フォックスフェイス」と呼ばれる五つ角をもつ奇妙な形の直物も人気。「五代同堂」とは「5世代が同じく集う」という意味で、とてもおめでたい意味なんです。

水仙の花も見た目のきれいさと香りのよさで、旧正月の必須アイテムです。


人気アイテムのかんきつ類もめでたい五代同堂も、どうやって活けていいかがわからず、結局私が買ってきた花はこちら。1,200円くらいです。

我ながら面白みがないのにがっくり。せっかくだから中国っぽくしたらいいのに。


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旧正月前で一番物価が高いときですが、やっぱりお正月の備えをするのはいいものです。といいつつも、太陽暦のお正月もお雑煮作ったりして頑張ったすぐ後の旧正月だけに、ちょっと息切れしているのも事実。家事が苦手なのでひぃひぃ言いながら準備を進めています。