ボクシングデイの一日


クリスマスとその翌日(が日曜日の場合は翌々日)のボクシングデイは香港(アメリカやイギリス、カナダも)の祝日です。その昔、26日に使用人や郵便配達の人などに贈り物(Christmas box)を贈ったことに基づくようです。もしくは「クリスマスの贈り物の箱を開ける日」だからboxing day。


日本だと、クリスマスが終わった途端にお正月モードになるけれど、こちらはお正月といえば「旧正月」なので、クリスマスの飾りつけも1月過ぎまでそのままです。


香港のセントラル(中環)の皇后広場には例年クリスマスツリーが立っていました。が、去年は不況のために中止。それがとっても不評だったようで、今年は去年よりもさらにひどい不況〜こちらでは「金融海嘯=ガムヨンホイシウ〜海嘯とは“津波”の意味」といいます〜なのに、復活しました。


こちらのニュースでも「聖誕樹復活」として大きく取り上げられました
http://www.appleactionews.com/site/art_main.cfm?&iss_id=20071210&sec_id=6996647&art_id=10514908&dis_type=text&media_id=1

http://www.discoverhongkong.com/winterfest/eng/

そんなめでたいツリーなら見にいこう!でも夜は人出がすごいから、昼間にね!というわけで行ってきました。写真の後ろは「髭剃りビル」ことIFCビル。バッドマン最新作「ダークナイト」にも登場します。

ツリーがある「皇后広場」は「香港上海銀行HSBC本社」に面してます。外見から「蟹ビル」と呼ばれている本社ビルと、建物の前にいるライオンさん二頭のうちの右側くんです(左側は観光客にまみれていて写真撮れませんでした)














セントラルにはヴィトンやエルメスティファニーなどのブランド店が軒を連ねています。せっかくなので冷やかしで入ってみましたが、中にいる人は中国の本土の人ばかり。一瞬ここはどこ?って迷うくらいまわりからは普通話(中国語の標準語)しか聞こえてきません。店員さんも普通話で対応しているから余計です。彼らにとっては「不況」も「金融海嘯」もどこへやら、両手に持ちきれないくらい買い捲っていて、一歩お店の外にでるやいなや紙袋から中身をだしてトランクに詰めなおしているのが印象的でした。中国本土のお店で買ったほうが安いようですが、贋物をつかまされる確率が高いらしく、わざわざ香港まで買いにくるんですって。中国は国土が広いだけあって、お金持ちはとてつもなくお金持ち(そして貧しい人はどこまでも貧しい…)と貧富の差も激しいようです。


そんな中国本土のお金持ちさんの買いっぷりを楽しく拝見しているうちに、まわりは暗くなってきました。夕方6時からツリーが点灯するということで、再度見にいきました。


見にいく途中、マンダリンオリエンタルホテルの前を通りかかったら、焼き栗を無料で配っていました。焼き栗をいただけたのはもちろんうれしかったのですが、もっとうれしかったことに、配ってくれたのが「超ハンサムなボーイさん」だったこと。しかも「This is for you♪」のセリフ付き。妄想大好きの身としては、そこから妄想ワールドがめくるめく繰り広げられたのは言うまでもありません☆


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ハンサムさんを見ただけで一日ハッピーでいられるので、自分のところにクリスマスプレゼントが届かなくてふくれていた私も、ハンサムさんが配ってくれた焼き栗のおかげで機嫌が直りました。


今日の写真はクリスマスツリー前で配っていた「wish card」。お願いごとを書いてツリーにぶらさげるんですって。何て書こうかな、と思った瞬間に気づいたのは、我が家にはツリーが無いってことでした。ちぇっ。