タクシーに乗ったら


今朝タクシーに乗ったら、きれいな大輪の百合が助手席側の缶ジュース立てのところに花瓶を置いて活けてありました。思わず「キレイね」って話しかけたら、運転手さんいわく、「毎日仕事に入る前に、自分のうちのそばの市場で花を買って飾るんだ。お客さんも喜んでくれるし、自分も気分がいいからね」って言ってました。香港人の男性でこんな気遣いできる人に初めて会いました。写真撮りたかったけど、あいにくカメラがなくて残念。助手席シートの上には白い花の小さな花束も置いてあり、彼によると「ジンジャーの花束なんだよ。ジンジャーはね、汚れた空気をキレイにしてくれるし、これから真夏日が続いて疲れ気味の体調をアップさせるのにもいいんだよ」とのことです。まあとにかく車内がお花の匂いでいっぱいで気持ちがよかった!!

香港のタクシーは、料金に小数点以下の端数が生じたときのみくりあげて精算することが暗黙の了解となっていますが、今日はタクシー代が34ドルとちょっと。つまりくりあげて35ドルでしたが、20ドル札2枚だしておつりはうけとりませんでした。つぎに彼がお花を買うときにちょっとでも足しにしてもらえたらいいなと思って。


で、降りたあとふと思ったのですが、「百合アレルギーの人が乗ってきたらどうするのかな?」。
あ〜あ、つくづく私って現実的。やんなっちゃいました。



あ、そういえば、この運転手さん!私がお金払って降りる際に「감사합니다」って言いました!


カ・ム・サ・ハ・ム・ニ・ダ!!!!????



いよいよ無国籍ぶりに磨きがかかったというか拍車がかかったというか……。私のお友達は「絶対日本人としか言われない」人ばっかり。なのに私ったら……。まあいいんですけどね(よくないから書いてるくせに!)。


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今日の写真のクリスティンは、一瞬アメリカ人には見えなかったので(撮影スケジュールがきつくてお疲れ気味なのかもね)…国籍不明つながりで載せました!(って、クリスティンと自分を同位置扱いするとはどあつかましいにもほどがありますけどね)。