ユナイテッド93を観てきました
今日は、ぽっかり暇になったので映画に行きました。当初は前売りを買ってある「X−MENファイナルディシジョン」を観ようかと思いましたが、もうじき上映終了の「ユナイテッド93」を観ることに。いみじくも今日は9月11日。偶然の一致です。5年前の深夜(アメリカでは朝9時くらい)、寝る前にニュースをチェックしようとしたらNHKで「NYの貿易センタービルで火災が起きている」という映像を発見。あらまあ…と思ってみていたら、なんと飛行機がふらふらと飛んできてビルに突っ込んだ映像を目の当たりにし、自分がニュースを見ているんだか、映画を観ているんだか、一瞬わからなくなった記憶があります。
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[016]はてな年間100本映画クラブ〜ユナイテッド93を観ました
ユナイテッド93
http://www.united93.jp/top.html
映画館で予告を見た時に、それだけでこみあげてくるものがあったこの作品。本編を見たらぼろぼろ泣いてしまいそうな気がして映画館にいくことがためらわれていたのですが、来週末で上映終了ということと、せっかくだから大画面でみておきましょう……というわけで、本日見てまいりました。
もうね、ぼろぼろ泣きました……
というのは、残念ながら嘘です。やっぱり「予告編」はうまくつないでいますよね。泣け!といわんばかりの(泣かなきゃ人間じゃないっ!てくらいの作りこみでした!)予告編に比べ、本編は泣く暇もなく、ひたすら画面と格闘。集中していないと場面がころころ切り替わる(機内の様子→NYの管制塔→軍事基地→地方の管制塔→機内の様子→NYの管制塔→軍事基地……といった具合)ので、大変です。特に、管制塔はNYと地方の切り替えが激しく、頭を整理するのがやっと。その上、字幕の情報量が極端に少なく、苦手な英語(しかも専門用語がいっぱい)を一生懸命聴きながら画面を見ていましたので、これは泣く暇もないですね。
ちなみに、管制官の役は「AS HIMSELF」つまり、ご本人が演じている人が多かったです。この人たちが、ものすごく上手い。プロの役者さんかと思うくらいすごかった。にしても、管制官って本当に大変な職業なのね…と頭が下がりました。
機内のシーンの最後のほうは、とても緊迫感あふれる映像でした。私は「乗り物酔い」をしたことがないのですが、犯人に操縦桿を握られてからの機内の映像を見ているうちに、だんだん気持ちが悪くなりました。そうです、見事に「乗り物酔い」をしてしまったのです。映画を観て乗り物酔いをするなんて、あとにも先にもこれっきりだろうなあ、と思ったりもして。
観ているうちに、犯人役の人たちって演じにくいんだろうなあ……なんてことも思いました。そして、久しぶりに見るCNNのワールドトレードセンターに飛行機が突っ込む映像を見て、この映画は果たしてどうなのかな、まだ映像化は早すぎたんじゃないのかな?などとも思いました。ものすごく生なましすぎた。もしかして、ただの「乗り物酔い」ではなく、この映像でも気分が悪くなったかも……。とはいえ、もう映画化されてしまっていますので、やはり一度は観ておいたほうがいい作品なのかもしれません。