はてな年間100本映画クラブ[013]『オーメン』


映画ファンなら誰でもご存知のホラー映画の傑作「オーメン」(1976)。そのリメイク版が06年6月6日に全世界同時公開!というわけで、ホラー映画は苦手ですが、映画ファンのはしくれとして初日の第一回目に観にいきました。前売りを買っていたので当日窓口に並びましたが平日なのに大混雑。席も川崎チネチッタのCINE2という比較的小さい劇場だったせいもありますが、平日なのにほぼ満席。

予告もほどほどに(X-MENFINALの予告が見れたのがもうけもんでした)本編がはじまりました。元のオーメンがホラー映画の大傑作だったので、どうリメイクするかとても楽しみです。以下ネタばれです。


やっぱり元の「オーメン」は傑作でした。やっぱりリメイク版は30年後の撮影技術をもってしても元祖を超えられなかった!っていうか、ちょっとはひねりを加えるのかな?と思ってたのに、ほとんどそのまんま。というわけで、元祖版を見た私にとっては「怖い場面」が前もってわかるので、怖い思いをせずに見終わってしまったってところです。期待していた撮影技術も、予算が足りないのかなんなのか「そのメイクはなんぞやもし??」と思ってしまったり、「もっと死体を怖くみせてよ〜!」と思ってしまったり・・・・・何より、ダミアン役の子がかわいくなかった!気持ち悪いだけ。元祖版のダミアンはかわいさの中に不気味さがあったので、それが凄みを帯びた怖さをかもし出していたのですが、リメイク版のダミアンときたら・・・・もっとましな子役はいなかったの????
ただし!元祖版を見たことがない方ならとても楽しめるかも。理由は「どこで“怖いことがおきるか”がわからない」からです(笑)


せっかく06年6月6日にあわせて撮影して、スペースシャトルの爆発事故、同時多発テロスマトラ沖地震による津波などのネタを使って「悪魔の復活」を描いたのに、あまりに元祖に忠実にストーリーを追いすぎてつまんなくなっちゃったという、ありゃりゃりゃりゃ〜やっちゃった〜的映画となってしまったのがつくづくも残念!どうせだったら(ラストのネタばれを書くので、読みたくない人はパスして)・・・・・





どうせだったら、ダミアンの殺害に成功していたらよかったのにね!どうせ、元祖版みたいに続編は作らないだろうしさ!

映画館で気になったことがひとつ。「海=政治」と捉えると・・・というくだりがありましたが、これって元祖版にあったかな?記憶がないので、さっそく明日にでも元祖版をチェックしようっと!!
金曜日には「ポセイドン」〜これまた、パニック映画の王道「ポセイドンアドベンチャー」のリメイク〜を観に行く予定なので、こちらも同時にレンタルしよう。
でも、「ポセイドン」も悪評プンプンなんですよねえ。「なんじゃこりゃ」チックな感想が多くて・・・・・前売り買っちゃってるから仕方ないので、腹をくくってみてきます。

写真は劇場でもらった「シネコンウォーカー」と「ダミアンシール」。そして「オーメン」の使用済み前売り券と、「ポセイドン」の前売り。