ジャパンアーツからの郵便物


過去にたった1度だけ、ジャパンアーツからチケットを買ったことがあります。大嵐にみまわれた六本木ヒルズにて行われた赤坂達三さんのクラリネットニコンサート。大雨のなか、赤坂さんは楽器に雨がかかるのも気にせずモーツァルトを吹きまくっていました。S席・A席の指定こそすれ、六本木ヒルズの開放スペースでのコンサートだったため、席は先着順。六本木ヒルズに到着したときはかなり列ができていたので、後ろのほうを覚悟していましたが、一人で行った強みで、ぽっかりとあいた前から2列目という絶好のロケーションで演奏を聴けたという、天候にも席にも驚いたコンサートでした。前から2列目ともなると指遣いもばっちり見えるし、息遣い〜顔が真っ赤になるんですよ〜も聞こえてくるし、すごくよかったです。


で、ジャパンアーツを利用したのは後にも先にもたった1度だけなのですが、申し訳ないことにいまだにチラシを送ってきてくれるのです。コンサートは、平日の夜だと絶対無理(映画の試写会も平日の夜ばっかりだから絶対無理)だし、土日だと家族に悪いし・・・といったかんじで、本当に行きたいものしか観に行かない私。そんな私のところに義理堅くいつまでも豪華絢爛チラシセット(本当にお金かかってるものばっかりです)を毎回送ってもらって気がひけます。


今回、チラシで観に行きたいものがちらりほらりとありました。ユンディ・リがグリークピアノ協奏曲を弾くコンサートと、バレエの「海賊」。私、ぜんぜんバレエには疎いのですが、昔々有吉京子さんの「SWAN」を一生懸命読んでいた身としては、年に一度の「ローザンヌ国際バレエコンクール」の放映をとても楽しみにしています。NHKの教育テレビで放送されるのですが、吹き替えが最高!というか、もともとの解説も毒舌なんだろうけど、予選からずっと見ていると「こんな品のない踊りで出てくるなんて」とか「こんなにスタイルが悪いくせに」等々、え?天下のNHKがこんな真っ黒なコメントを本当に吹き替えゆるしたの???というくらい、もう毒舌のオンパレード。それが、淡々と冷静な口調で次から次へと続いていくのは見ものです。
楽しみにしてる、という割りには毎年は観ていなくて、たまたま新聞欄でチェックした年のみおもしろく拝見してます。ヘタなお笑い番組よりずっと笑えるくらい、ものすごいコメントがどんどん出てきます。
話がそれましたが、「海賊」(多分パ・ドゥ・ドゥの部分)はそのローザンヌの予選で結構みんな踊っている曲で、ピアノの伴奏が聞こえてきて、ターバンに羽飾りをおったてたダンサーがくるくる回るのをずっとみていると時間を忘れます。え?また海賊???ってくらい頻度が高いのですが、同じ振り付けでもみんな個性があってとてもおもしろいです。で、みんな上手に見えるのですが、ほとんどコテンパテンにやられてます(笑)で、バレエといえばこの「ローザンヌ」くらいしか知らないので、もちろん舞台もテレビで放映されたときくらいしか見ません。そんな私のところに「海賊」の舞台の案内が!おお!観てみたいぞ!


ローザンヌ国際バレエコンクールをテレビでみたことがある人もない人も、ひそかなファンの人もそんなのちっとも面白くないよという人も人気ブログランキングへ


「海賊」か「ユンディ・リ」かどちらか観にいけたらいいなあとひそかに思っているのですが、両方とも日が悪い。一体いつになったら家族のことを気にせずに夜のおでかけができるのかしら?


有吉京子さんの「SWAN」

Swan―白鳥 (1) (秋田文庫)

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SWAN MAGAZINE スワン・マガジン Vol.3 2006春号

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