ミュージカルのお話(またもや続き)


オタク炸裂でごめんなさい。今日で終わりにするのでまたもやミュージカルのお話です。

20分の幕間(休憩)の間に子供のポップコーンやジュースを買ってあげようと思い切って売店に行ってみました。英語通じなかったらどうしようと思いつつも何とかなったので、ホッ。
2幕目からは、DVDで大好きだったはちゃめちゃキャラのボンビーことボンバースト男爵と男爵夫人の登場です。舞台ではかなり省略されてたけど、DVDというか、映画ではもうおかしさ満点で子供嫌いの男爵夫人はくるくるくるくる何度もお着替えをするのですが衣裳がキュート!バニーガールみたいな格好までするのに、それが全然いやらしくなくとてもかわいいのです。ボンビーはボンビーで奥さんのことが好きなんだか嫌いなんだか、「カワユイ」と褒めちぎっていたかと思うといきなり鉄砲を出してうとうとしてみたり、はたまた落とし穴に突き落としたりでやることすべてはちゃめちゃです。もちろん舞台では何度もお着替えはできないし、鉄砲や落とし穴のシーンは複雑すぎて省略されるのも然りでしたが、その分演技でカバーしてましたね。
ボンビーの王国はバルガリアといいます(映画ではお城のシーンはかの有名なノイシュバンシュタイン城〜ドイツにあるルードヴィッヒ2世が建てた有名なお城。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとなった綺麗なお城です〜を使ってます)。劇中で国歌まで流れるのですが、これがまた格好いいアンセムなのですわ。そんなボンビーの奥さんである男爵夫人が子供嫌いなので劇中「チャイルドキャッチャー」こと悪役が登場します。彼が登場した途端に激しいブーイング。これにはびっくりしました。
劇は筋書きとおりに進んでいって、めでたくハッピーエンド。金色の紙吹雪が散るなか、チキチキに乗ったカラクタカスとトゥルーリー、そして子供達は空の彼方に飛んでいきました・・・・。
その後、出演者たちのご挨拶が始まりました。みんなスタンディングオベーションをして万雷の拍手です。そんな中、チャイルドキャッチャーが出てきた途端またもやブーイング!かわいそうなくらいブーブー言われてましたが、チャイルドキャッチャーさんはにっこり笑って一言「thank you」。すごいなあ。もちろん、オーケストラボックスの指揮者もにっこり笑って会釈。私が聴いていった限りではノーミスで演奏してました。台詞の長さもまちまちだし、ダンスシーンの伴奏などめちゃくちゃ大変だろうとは思うものの、それをノーミスでやりとげるところに役者さんたちと伴奏者さんたちの力量をひしと感じました。
ひたすら拍手をする私の傍らで、がきんちょ2号が床にはいつくばって何かしています。落し物でもしたと思いきや、ラストシーンで落ちてきた金色の紙吹雪を一生懸命拾っているんです。まわりの人たちもそれに気づいて一緒に集めてくれました。
今でも、その金色の紙吹雪は我が家にあります。それを見るたびにいい思い出がよみがえってきます。
一晩2時間弱の公演で28000円位の出費でしたが、全然惜しくない。それ位素敵なひとときでした。子供向けとあなどるなかれ、やはり原作が007シリーズのイアン・フレミングだけあって面白いです。だからこそ40年くらい前の映画でもいまだにミュージカルとして上演されるんだろうなあと思います。ファイナルフライト・・・・残念です。再演希望です!

チキチキの公式HPものぞいてみてね!!
http://www.chittythemusical.co.uk

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写真はプログラム。2通りあって、こちらは安いほうです。高いほうはチキチキが表紙。買っとけばよかったなあ。