練習嫌いのがきんちょども


今日こそピアノ弾いてくれ!がきんちょども!!練習しろっ!!!と思う私。でもそうは問屋がおろさない。練習嫌いのがきんちょども。もちろん私も幼少のころは練習嫌いでしたよ、確かに。でも絶対こいつらよりは練習してた。それは私はこいつらよりピアノが好きだったんだろうし、私の先生がこいつらの先生よりは厳しい方だったから。とはいえ、今はとても感謝しています。先生が「ちゃんと挨拶してお邪魔する」「夏とかでもちゃんと靴下ははいてくる。こざっぱりした身なりでくる」「練習してなかったら電話をいれてレッスンを断る」等々のことを教えこんでくださったから、それは今でも私の人としての礎となっている。また技術面でも最初の2年は指の形に専念して曲らしい曲に入らなかった(それが理解できなくてやめていく親子は多かった。それからすると私の母も結構えらいかも)。それでもどんどん指の形がきれいになっていくのがうれしかったのでそんなには苦にはならなかったような覚えがある。今にして思えば、その先生(福住明子先生といいます。今はどうしていらっしゃるでしょう?)は幼稚園児は基本的に教えない先生だったそうですが、私は下に兄弟が二人いて、母の手をかりずに一人で通えるところが福住先生のお宅しかなかったということでひろっていただき、2年間延々指のかたちを直してはじめた本が「バイエル」なんかではなく、メトードローズ!!フランスの教本です。それと併用して「ピアノの練習ABC」をやりましたが、これが練習曲集と侮るなかれ!!すばらしいメロディラインの数々。メトードローズもABCも日本ではいまだに知名度低いですが、もっともっと広まってほしいです。

新訂 メトードローズ ピアノ教則本(ピアノの一年生)

新訂 メトードローズ ピアノ教則本(ピアノの一年生)

私の頃は横に長い版だったのにいつのまにか縦長になっていたメトードローズ!でも表紙の色はそのまんま。