香港の病院で入院すると…


知人が一日入院するというので、お見舞いがてら香港の病院ってどんな感じ〜??と好奇心丸出しで行ってきました。


外国で病院にかかると高いとは聞いていましたし、実際のところ自分たちも風邪をひいたり蕁麻疹が出たりして通院したときのお支払いで医療費の高さを実感していました。


がしかし!


一日でも入院すると金額はさらに跳ね上がります。っつーか跳ね上がるってもんじゃなくて大暴騰ですな。知人のプライバシーにもかかわるのでここではどういう症状だったかを書くのは遠慮するにしても、実際のところ
一日目:朝病院へ→お昼過ぎに麻酔をかけてちょこちょこっと数分の手術→麻酔からさめたらベッドの上
二日目:朝に血圧と体温を看護婦さんにみてもらって→午後にお医者さんが診察して→帰宅
とこれだけだったのですが、請求書が「○万香港ドル」日本円にして100万は行かないにしても、四捨五入したら100万。知人いわく「円高だからね〜。2ヶ月前くらいだったら数十万違ってるよね」。日本政府さんには申し訳ないですが、知人宅の家計には御の字のここのところの円高なのでした。


香港の一日入院の金額をきいてぶったまげた人も、そんなもんじゃないの?と思った人も、いやいやまだ甘い、他の国ではもっと高いのよと思う人も、人気ブログランキングへ


まあ知人は個室に入ったっていうのもありますけど……(いいなぁ、個室。うらやましいな)。NHKWORLDだって受信できるし、DVDだって観れるのよ。実際、お見舞いに行く前に「何か欲しいものある?」って聞いたら、DVDソフト持ってきて〜♪というので、家から数枚持参したくらい。

知人の病室にたどりつくまで他の部屋の前を通り過ぎましたが、2人部屋やそれ以上のお部屋でも、日本よりはゆったりとした作りだったように思いました。


部屋の広さも驚いたけど、もっと驚いたのが「食事」。まぁ知人は消化器系の入院ではなかったので何を食べても平気っていうのはあったけれど、患者さん自身が食事を選べるシステム。つまりレストランでチョイスするのと何ら変わりはないってことです。

食事のメニュー表

まんまレストランやんけ〜!!(なぜか関西弁)。
でも、よく見ると左側に「糖尿病食」とか「やわらかめ食」などのマークがあるし、メニューを読み込むとお肉を使っているものがほとんどない。ほぼヴェジタリアンフード。右側にはお値段が書いてあります。つまり100万近い入院費に食事代は入っていないってこと!!100万近く払うんだから、飯ぐらいおごってやってください……。ちなみに「日本のおそば」で88香港ドル。今までの日記では1香港ドル=15円で計算してましたが、ここのところの円高にあわせて12円で計算してみると1056円。う〜ん、高い。もっとむかつくのが「ミネラルウォーター28香港ドル=336円」。自販機でお水買うっちゅうねん!!って自分が払うわけでもないのになぜか興奮する私。


知人いわく「保険でカバーできるからあとからお金が戻ってくるのよ」って言ってましたが、100万近い(くどい?)現金を用意するなんて、我が家では無理っぽいわ。となると、我が家からは一人たりとも入院患者は出せません!!というわけで、我が家のメンバーさんは無病息災で香港での暮らしを滞りなくつつがなく粛々とすませること!!


ちなみに、知人に持っていったDVDのラインナップはこれ

私もお相伴してちょこっと観たけれど、いい話だわ……(でもアリーみたく認知症になったらどうしよう…)。


アレックスライダー [DVD]

アレックスライダー [DVD]

知人からは「何これ?って思ったけれど、主役の男の子が可愛いから赦す!」とのお言葉をいただきました。アレックス・ぺティファーくん、知人がヨロシクと申しておりました♪

せっかくもうすぐ新作が上映される007なのに……アクション系は嫌いなんですって!!


DVDを返してもらう際に、「ありがとう。それにしても趣味がバラバラね」って言われちゃいました。あえてジャンルはバラしたつもりなんだけど、バラしすぎたかも(苦笑)。


ホントはこれも入れたかったけど、ドン引きされそうでやめておいたのに……



今日の写真は病室からの眺め。香港でも有数の超高層&超家賃高のマンションが見えました。