オリンピック馬術競技の予選をみてきました。


Equestrian=馬術、Venue=開催地、ということで、馬術の開催地である香港の試合開始はなんと朝6時半(!!!!香港の昼間は暑いので、お馬さんのために競技は早朝と夜に行われるのです)の馬術競技の予選のチケットが取れたので、行ってきました……。テレビなどで「開始時間の1時間前には競技場に到着してください」という呼びかけがバンバンされていたので、昨日の夜に「じゃあ、明日は4時半起きで5時出発だね!」と家族で申し合わせ。皆いつもよりは早寝をして、今朝にそなえたのですが……


起きたの5時半でした(涙)。めざましかけ忘れまちた。ううう。あわてて起きて、5分で身支度。5時45分にはタクシーに乗りました(というわけで、すッピンでした)。馬術競技九龍半島側中央部にある「沙田(Shatin)」という場所であるのですが、その近くの「大学(Daihok)」駅(その名の通り、大学があるからこういう名前)から競技場まで無料シャトルバスが出てます。なので、大学駅までタクシーに乗っていきました。シャトルバスにもすぐ乗れて、競技場についたのは6時半ちょっとすぎ。なぁんだ、4時半起きしなくてもよかったね〜ってよろこんだ次第です。


チケットを見せて入場ゲートを入ります。思いっきり金属探知機に反応した私は3分ほど身体を調べられました。



聖火の前でパチリ。この距離でも結構熱かったので、北京奥運開会式での最後の聖火ランナー李寧(Li Ninさん:元体操選手で今は思いっきりアディダスのぱくりのスポーツウェアの会社を興して大金持ちの人です)はさぞかし熱かったことでしょう。宙吊りになって聖火台まで近寄って点火してたけど、至近距離ボーボー火が燃えてるのに宙吊りのままでなかなか離れられてなかったもん。



お土産やさんに入るのも一苦労。40分並びました。テレビ取材も来てました。



並んだ挙句に買ったのはこのお人形とあと数点だけ。よっぽど街中の記念グッズコーナーのほうが品揃え豊富です。が、40分並んで店内の様子をみてましたが、あれよあれよと品物が減っていくのがわかり、このお人形に至っては「最後の3つ」の中から選んだ次第。一度つかんだらもう離せない!っていうか、周りの人たちから「離せ〜離せ〜」っていうオーラが出てましたもん。当初買うかどうか悩んだのですが、あんなにオーラを出されると絶対手放したくなくなっちゃって(おいコラ!)気がついてみたら家にいました(「いました」ってなんだ?つれて帰ったのほうが正しいよ)



ちなみにこのお土産やさんにはこういう張り紙が。「ここでは記念紙幣の取り扱いはありません」って。没有NOの二文字が赤い字なのが(しかもアンダーラインつき!!)そこはかとなくおかしいです。



お土産やさんのすぐそばでチラシを配っている人がいたのでもらってみると、「オリンピックの入場券を持って決められた中国銀行の窓口に行くと、記念紙幣を買うことができます」という内容でした。
http://d.hatena.ne.jp/nohachan/20080801/
8月9日から25日の間に10店舗ほど窓口があってそこで並べば「記念20香港ドル紙幣」を買えるというわけです。早速旦那から「並びに行け、いや行ってくださいお願いします」という指令が!!え〜?この炎天下に並ぶのヤダ……。でも旦那は一枚は自分の両親にあげたいみたい。そっか…たまには嫁らしいこともせねばならんな…ということで、さっそく明日並びに行くことにしました。うまく買えるといいな。



肝心要の馬術競技は、とても楽しかったです。ドレサージュという、まさしく馬も騎手もドレスアップして決められた動きをこなす競技です。素人目にも上手な人とそうでもない人の差がよく判りました。


途中で何度かハラヘリな我が家の人たちはホットドックやチキンやら食べに行ってましたが、私はひたすらガマン。というのも、せっかくだからお昼はガイドブックで有名な「倫敦大酒楼(ロントンダイジャウラウ)」に行くことに決めていたから!!



競技は、朝6時半スタートだったので10時すぎには競技終了。そこからシャトルバスで大学駅にもどり、地下鉄を乗り継いで「旺角(Wonkok)駅」に移動。E出口を出て少し海のほうへ向かって歩くと目指す「倫敦大酒楼」へ到着。ここは「朝11時までに勘定をすませれば安くなる(ガイドブックには朝11時半までと書いてあったけど、お店のメニューのはしっこには11時って書いてあります)」ということと、今ではかなり少数派になってきたワゴン式の飲茶のお店で有名なのです。着いたのが11時過ぎだったので、席がぼちぼち空きはじめていたので待たずに座れました。


ワゴンを呼びとめ点心を選び(中身をみて気に入らなかったら断れる)



トレーで運ばれてくる点心も必ずチェック!!



もちろん自分でも中央の料理コーナーに行ってチョイス!!!



飲茶に行けるのはいいのですが、うちの家族は揚げ物大好きな人ばかりなので(私は嫌い)皆運ばれてくる料理は春巻きだのコロッケ(中国でコロッケといえば里芋ベース)だのそんなのばっかり。おまけにあげパンもあげ饅頭も頼んでました(げんなり)。
でも、ここのあげ饅頭は俗に言う「動物点心」でした。文字通り「動物の形をしている」点心です。

あげ饅頭〜中身は黄身あん。はりねずみの形に作ってあります。ちゃんとゴマで目もついているの♪



他にも炒飯だのタンタンメンだの日式餃子(日本風の焼き餃子のこと。香港で餃子といえば蒸し餃子か水餃子)だの頼みに頼んで、気になるお会計はたったの260香港ドル(3900円)。ファミレス行くより安いです。


その後すぐそばにある「女人街〜ガイドブックでは“にょにんがい”って呼ばれてるけど正確には“のいやんがい”」に行き、雑多な街並みをそぞろ歩きました。私以外の人たちは食べすぎてたのでちょうどいい運動だったみたいです。でもこの通りを歩いているとすぐに「オニイサンオネエサン(私の年でオネエサンって言われてもかえって嫌味に聞こえるわっ)、ニセモノアルヨ。ロレーックス、ヴィトーン、ミルダケタダネ」って言われるからヤダ。ちょっと小物を見たいなと思ってもすぐに時計とカバンの話になるので、おちおちみてられないのがつまらない。


むらがる店員さんを振り切って街を歩いているとなんだか目の前がかすんできました。え??と思ったらなんだか街中がかすんでる!!!広東語の授業で「山頂(The Peak。ピークトラムの終点で香港の景色を眺め渡せる香港の名所)の空気はきれいだけれど、旺角の空気はとても汚い」という文章を習ったことがあるので、ふぅん広東語の先生が言ってたことってホントだったんだわぁ、旺角の空気ってこんなに汚れてるのね〜と感心(?)しました。


が!帰宅後オリンピックの結果を調べるべくテレビをつけたら「旺角で火事。消防員二名死亡」というニュースをやっていました!!げ…火事だったんだ……それも死者が出るくらいの。「旺角の空気は汚い」どころの話じゃなかったのね〜。自分のいた場所のすぐそばで人が亡くなるような火事があったなんて信じられません。亡くなった消防員のうちの一人はまだ25歳という若さ。テレビでも大々的にとりあげていました。画面には現場にへたり込んで苦しそうにしている消防員さんが何名も写ってて、気の毒でした。



朝6時前から活動してたので、歩いているうちにだんだん皆口数が少なくなってきたので帰ることにしました。地下鉄だとなかなか座れないのですが、バスならまず座れる可能性が高いのでバスに乗りました。思ったよりも早く自宅についてビックリするのと同時に、やっぱり香港って狭いのね〜と痛感した一日です。



帰宅後すぐこの日記を書いているのですが、昼間あれだけ食べたくせに「今日の晩御飯なに?」って聞かれました、今。私まだおなかいっぱいでご飯作るのイヤなんですけど…昨日の残りものでいいっすか、みなさん?


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馬術競技がほんとにおもしろかったので、再度観に行こう!とネットでチェックしたのですが…昨日までは空席ありだったのに、今日は売り切れ。おそらく、昨日観に行った人たちが「入場券があれば記念紙幣が買える」ことに気がついてチケットを確保したと思われます。あ〜一日違いで遅かった!!なんだか最近の私は「ちょっとした違いでチャンスを逃して」ばかりのようで、なんだかヤダな。