絨毯とおまけのキャンドル立て


春の旅行先で絨毯を買いました。砂漠の一本道にぽつんとある絨毯やさんで。パキスタン人の兄弟が経営しているお店でした。「一期一会」とはまさにこのこと。異国の砂漠のど真ん中でパキスタン人と日本人の商談……。私たちは次回の旅行でどこでどんな人と出会うでしょう。パキスタン人兄弟さんは、私たちの次のお客様は一体どこの国の人なのでしょう……。まず日本人でないことはうけあいですが。
店内のお値段のはる絨毯はとても素敵だったけど、もちろん買えるわけもありません。絨毯といえば「ペルシャ絨毯」。ペルシャ=イランの絨毯です。それが一番高くて、以下カシミール(インド)、パキスタンのもの……と位置づけされるようです。兄弟に予算と自分の部屋の大きさと希望の色を伝えて、その範囲で選んでもらいました。


買ってきた絨毯〜


本当は……もっと大きいのが欲しかったんだけど、手荷物に入らないし何より予算が……。予算オーバーだと伝えたら、希望の大きさより小ぶりのもの1枚、それより小さめのもの1枚を買うようにすすめられました。一瞬「もっと予算オーバーしちゃうじゃん」と思ってしまいましたが、大きいもの1枚よりは安くで済みました。疑ってごめんなさい。それに、家に帰ってから広げてみたら、我が家の部屋は真四角ではないので、2枚を組み合わせたほうがレイアウトしやすかったです。プロの言うことは聞くものです。


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店頭には絨毯のほかに素焼きの壷やら人形やらろうそく立てやらがびっしり並んでいました。ろうそく立ての一つにふと目がいってじっと眺めていると、「あげるよ」ってプレゼントしてもらいました。ふと気がつけば旦那もひとつもらっています。思いもよらぬ収穫にびっくりしつつも、「これどうやって持って帰る?」と2人して思案顔。スーツケースには入れられないし(投げたり落としたり結構粗雑に扱われるので)、手荷物はいっぱいだし……。そんな私たちにむかって、がきんちょ2号が一言「私のリュックに入れたらいいよ。ちゃんと持って帰るから」。


え?とは思ったものの、それしか術はなく、かついで持って帰ってきてもらいました。ちゃんと割れずにやりとげました(アリガトね!)。さっそく使っていますが、ほのぼのした明るさで心がなごみます。パキスタン人兄弟との出会いも一期一会ですが、このキャンドル立てとの出会いも一期一会。大事にします。今日の写真がそれ。釉薬がかかっている茶色っぽいほうが旦那がもらったもの。素焼きのままのほうが私がもらったもの。部屋の電気を消すと、開けられた穴から光がもれていい感じです。