マカオグランプリあれこれ


15年ぶりにたどりついたマカオ。前回はもちろん日本から香港へのツアーに参加して、その旅程に含まれていたマカオ行きだったので至れり尽くせりでした。リスボアのカジノでスロットをして500円の投資で1万円くらい儲けたので、香港に戻ってからペニンシュラホテルで母とおばあちゃんと私の3人でアフタヌーンティーをして使いきったのが今となってはいい思い出です。

マカオについてみるとわからないことだらけ。昨日の日記ではいいことしか書かなかったけれど、実際のところは、まず香港のフェリー乗り場からして迷うしまつ。フェリー乗り場のおじさんたちが「迷うのあんただけじゃないから。気にしないでいいよ」となぐさめてくれつつ案内してくれました。マカオにおりたったのはいいけれど、まずどこでタクシーをひろえばいいのかがわからない。ヘタクソ英語で「リスボアスタンドに行きたいの。タクシー乗り場はどこ?」とガードマンさんたちに聞きまくって、やっとのことでタクシーもいいけれど無料シャトルバスを使えばいいということを理解。その乗り場にたどり着くのに若干遠回り。そしてリスボアホテルにつれていってもらったのはいいけれど、地下駐車場についたので、そこからロビーに上がるまでが一苦労。リスボアホテルの前にたってみると、生来の方向音痴が炸裂してリスボアスタンドの場所が皆目見当がつきません。
やっとのことで入り口を探しました。もちろんカメラで撮影!来年また観にきたいので、そのとき用に記録です!本当はグランドリスボアがいいんだけれど、どうもチケット入手が難しそうだし。

この「なんちゃってルーブルのガラスのピラミッド」みたいなところの入り口から、地下道を通ってリスボアスタンドが設置されている公園までたどりつけます!


はじめてorひさしぶりの場所で道に迷ったことがある人もない人も、人気ブログランキングへ


あこがれのリスボアスタンド入り口でチケット転売防止のため手首にスタンプを押されて入場です。お昼に35ドルのサンドイッチを食べただけでずっと観戦してました。合間をぬって「マカオ旅行専門学校」の生徒さんたちがアンケート調査(どんな目的でマカオに来たの?何回目のマカオマカオグランプリでいくらつかう予定?日帰りそれとも宿泊?……)をとりまくっていました。最初は「英語しゃべれないからごめん!」と言ってましたが、彼女たちが一生懸命なのと、何よりも日本からきた酔っ払いのおじさんたちが「英語わからないけど答えてやるよ!」とガハガハ笑いながら答えてたので、私も勇気をだして答えてみました。設問のなかに「何人でマカオにきましたか?」というのがあったんだけど、「1人」て答えたらすごく驚かれました。「あなた日本から1人で来たの?」って。いやいや違うよ、国籍日本だけど、香港に住んでるの。でもってマカオグランプリ1人で観に来たの。ってとつとつと答えましたが、彼女にとっては「1人で」来るっていうのが、とても驚きだったようです。と、ここで我にかえってまわりをみてみると、みんなグループばっかり。シングルは私くらいのものでした。アレレ。ここでもスタンダードからはずれまくりです。


夕方になってちょっと時間があまったのですが、噂のベネチアンや市内観光に行く暇はとてもなくて、New Yaohanに行きました。そう!昔の「ヤオハンデパート/八百半デパート」です。とはいえ、経営母体もすっかりかわってますけれど。店内は日本のデパートと変わらないできばえ。グランドフロアに化粧品メーカーがずらっと軒を並べ、日本の二階にあたる1階ではお洋服がぎっしり。その上にスーパーがあるのだけがちょっと変なかんじがするくらいです。ここで買ったのが。、ポルトガルの軟水「LUSO」。

ガイドブックにのってたので買ってみました。Yaohanでのお買い物はこの「LUSO」だけだったので、20ドル(=20パタカ)ほど。100香港ドル紙幣しかもちあわせがなくて、おつりがパタカででてくるのもいやだったのでカードを使おうとしたら首をふられました。どうも、小額すぎてダメみたい。仕方ないなと思いつつ100香港ドルを出してみると、またもや何か話しかけられました、けどわからない。きょとんとしてたら「パタカor香港ドル?」って聞いてくれました。おつりはどちらの通貨がいいかって。もちろん香港ドルでお願いしましたが、いやぁ店員さんありがとう!


時間に余裕をもってフェリー乗り場に行ったつもりですが、驚くほどの人の波で一瞬腰がひけました。もしかして間に合わないかも…というイヤな予感にとらわれつつも辛抱強く列に並ぶこと30分。ガマンの限界でしたが、何とかイミグレーションにまでたどり着けてほっと一息ついたのもつかの間、私がチケット持っている19:00の乗り場にはまたもや長蛇の列が!あ〜もうダメかも…と嘆きつつ列に並んでみると、まわりの人たちがざわざわしだして何かと話しかけてきます。またもやちんぷんかんぷんの私。するとみんながゆっくりと「ここは予約がとれていない人が並ばないといけない列。あなたはチケット持ってるからあっちに並ぶのよ」と言い聞かせてくれました。よくよくみれば、看板もでてました。

1人でマカオに行けたようで、実はたくさんの方々の善意でなんとかなった一日でした。みんなが助けてくれなかったらもしかしてたどりつけなかったかもしれないくらいおぼつかない1人旅でした(これを旅というのなら)。私をサポートしてくれたみんな、スタンドでぽつねんとしている私に話しかけてくれたみんな、本当にありがとうございました。