洗杯(サイプイ)


今日は朝からがきんちょたちの用事やらなんやらで朝からずっとおでかけしっぱなしでした。やっと夕方になりましたが、家に帰っても冷蔵庫がからっぽで何も作れないよ!ということで、北角(広東語だとこんな感じな発音:バッコ 英語表記:northpoint)にある「東寶小館」というところに行きました。街市の2階(日本の3階)にあるお店で、夕方5時半から夜中12時半までの営業。混むらしいので、開店と同時に(お腹もすいていないのに)乱入しました。ここは「地球の歩き方」2007〜2008年度版101ページにものっているくらい有名なお店です。


地球の歩き方

D09 地球の歩き方 香港/マカオ 2007~2008

D09 地球の歩き方 香港/マカオ 2007~2008


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このお店で香港にきてから2度目の「洗杯(サイプイ)」を体験。洗杯とは、文字通り杯を洗う、つまりお皿を洗うってことです。香港人の暗黙のルールで「お皿ちゃんと洗ってないけど、よろしくね」→「ならお茶とボウルを出してよ、お茶の出始めの茶葉が開ききっていないときにそのお湯使って自分でお皿きれいにしてから使うから!」とか、という会話があるらし(あったらしく、というのも、今は衛生面では気を使っているお店が多いから)いのです。私たちにとっての初めての「洗杯(サイプイ)」は「東湖飯店」というお店での出来事でしたが、出てきたボウルが汚くて〜だってお茶が1センチくらい底にたまっているし、ほこりが浮いているし〜これは一体なに?とびびっていたところ、あっという間にボウルを下げられてしまいました。その後、隣の席のおばちゃんが(汚い)ボウルに自分のお皿やおわんや湯のみを入れて、おもむろにポットのお茶を注いでぐるんぐるんまわしたり手を突っ込んで洗ったりするのを目の当たりにして学習した次第。

てなわけで、今日「東寶小館」でサイプイ用のボウルがでてきた時点でピンときて、おもむろにお皿をちゃぷちゃぷ洗っちゃいました(気休めにしかなんないんですけどね!)。


昼間の外食が多い私ですが、今日は久しぶりの夜の外食。昼と夜ではサービスも違うようで、こってりお化粧をしてハイネケンのユニフォームを身にまとったお姉さん(小姐〜しうちぇ〜)がテーブルにやってきて「ビールいりませんか?」とオーダーを聞いてきました!旦那に言わせると、夜はこういったお姉さんが出没するところが多いそうです。薦められた酒は断らないのが私のルール。もちろんいただきましたとも!瓶入りのハイネケンをオーダーしたのですが、コップではなくてお碗がついてきたのにびっくり!しかも中国のビール「ハルピン(ハルビン)ビール」のロゴ入り!

思わず持って帰りたくなるくらいキュートでした。お碗の内側に「勝」の一文字が書いてあります。


お料理はチャーハンやエビの揚げ物、ブロッコリーのチーズソース添えなどをオーダー。

実は地球の歩き方に指南されたとおりにオーダーした次第です。情けないといえば情けないですが、初めての場所でのオーダーだし、仕方ないですよね。いつかは自分できっちり選んで頼んでみたいものですが、そうなるまでには、一体いくらくらいお金を使わないといけないことやら……制覇できる前に帰国命令が出されそうで怖いけど。


「洗杯(サイプイ)」だけでなく、香港の外食のことがわかるページはこちら!
http://www.hongkongnavi.com/food/food_mid.php?f_mid=5

参考になりますよぉ。