今月の宝物


これを宝物にしていいのかどうかわからないのですが、「メガネ」です。私って未だに「視力1.2」なので(誰だ“老眼”という奴は!?出て来い!)本来ならば必要でないものです。メガネをかける習慣がないので、サングラスも苦手。顔に何か乗っているっていうのが非常に苦痛。なら、なぜメガネがあるの……?


それは、旦那が買ってくれたからです。いやあ、びっくりした。なんでかしらないけど買ってくれた。お誕生日でも記念日でも何でもないのに。ケンカもしてないし、買ってくれる根拠がないだけにとてもびっくり。もしかして後ろめたいことでもあるのかしら……とウラヨミしてしまいますが、今までプレゼントというものをくれたためしがないので、まじでびっくり。まあ、今でも出張などに行くと何かしら買ってきてくれていたけど、それらはすべて「私のリクエスト」で買ってきてもらったものばかり。アクセサリーにしろかばんにしろ何にしろ。


そもそも、私たちは「おそろいのもの」を持ったことがありません。結婚指輪ですら持っていない。「していない」じゃなくて「持っていない」。「持っていないからしてない」のです(理由?ただ単純に、「結婚したときにお互い貧乏だったから」です。だって、結婚する予定なかったんだもん)。だから私の左の薬指には指輪がありません。普段は気にならないんだけど、「結婚できない奴」に間違われたりする時なんかは不便。一時期欲しくてたまらない時期もありましたが、腐れ縁も長くなると、いまさらこんな奴とおそろいの指輪してもね……と気持ちもなえてしまい、もうどうでもよくなりました。


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それがね、急にある日「はいコレどうぞ」って買ってくれました。レンズは後で入れたらいいよって。ふちは普通っぽいんだけど、つるの部分が皮になっていておもしろいです。色違いでおそろいです。いやあ、ありがとうね。とお礼を言いつつも(薄気味悪い)とか(もっと高いものがいいな)とか(また何か買ってね、おそろいじゃなくていいから)とか(っつーかおそろいはもういいや)と思ったりとかしてる悪い私。あれだけ“おそろい”が欲しかった時期もあったのに、いざ手に入れてみると拍子抜け。なんで“おそろい”なんかにあこがれたのかしらねー。変なの!