ヘルレイザー ヘルワールド


ホラー映画の傑作、魔道士ピンヘッドが活躍する「ヘルレイザー」。ホラーの名手クライヴ・バーカーの原作を元に1987年に製作されて以来、シリーズ化されています。「ヘルレイザー ヘルワールド」はシリーズの外伝みたいな感じで作られています。
以前、コンピュータゲームの「ヘルワールド」が原因で仲間の一人アダムが不慮の死を遂げてしまった経験をもつ大学生たち。事件直後はネットゲームもしていませんでしたが2年もたつとまたゲームに参加するように。ある日、ゲームの画面に「このパズルボックスをあけた人だけパーティに参加できます」という招待状が出ます。過去のことがあるのに懲りずにパズルボックスを解いてパーティに行く大学生たち。そこで彼らが見たものは・・・・・・。

正直言うと、この映画は「ヘルレイザー」を名乗ってはいけません!だってピンヘッドがほんのちょびっとしか出てこないんだもん。ホラー映画苦手な私がピンヘッド観たさ(+ヘンリー・カヴィル観たさ)にレンタルしてきたのに、ずるい!詐欺です。結局、この映画は(以下ネタばれです!)アダムのお父さんが、アダムの死後もへらへらしている仲間たちを殺すために仕組んだ罠だったっていうだけの映画でした。仲間たちが「ヘルレイザーのゲーム」にはまっていることを利用したわけです。ピンヘッドが出てくるのはほんの最初と最後だけ。復讐のために自分の世界を利用した人間を許せず、自分の世界に引き込み殺す、というシーンのみ。
おまけにヘンリーったら、変な髪形だったし(スタイリストの趣味が悪いのか、本人が本当に格好悪いのか・・・・?)、怖がってるんだか怖がってないんだかわからない演技、中途半端なエッチシーンを繰り広げた挙句に、予想通りの殺され方しちゃうんだもん・・・・・。がっかり。

この映画を観たかぎりでは、エドワード・カレンの役はヘンリー・カヴィルにはやらせないで!!あの変な髪形、見るからにへたくそ(あらら、失礼!)なエッチシーンを見てしまった身としては、エドワード役に抜擢するのは神への冒涜です!!!トワイライトの読者の皆様に対しても!


クライヴ・バーカーといえば、実は「アバラット」も書いています。1巻目をやっと読了。2巻目買うかどうか迷っている・・・・と以前書きましたが、買うも何も、買わないと1巻だけじゃ話が中途半端で終わってるので、次巻以降も買わないといけなくなりました。全4巻が出るまでまだまだ時間がかかりそう・・・・。「トワイライト」待ちに続いて、「アバラット」待ちですか・・・・。ここのところの私って待ってばっかり・・・

文庫化されるのを待ってから買った「アバラット 第一巻」

アバラット (ヴィレッジブックス)

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