はてな年間100本映画クラブ〜Garden State 終わりで始まりの4日間〜


ひさしぶりに気に入ったDVDを観ました。タイトルは「Garden State 終わりで始まりの4日間」です。スターウォーズシリーズのパドメ・アミダラとして有名なナタリー・ポートマンが脚本にほれ込んで出演を快諾した作品。日本では公開されませんでしたが、アメリカでは公開時トップ10入りした映画です。脚本・監督・主演をザック・ブラフという俳優さんが一人三役でこなしているのですが、じっくり練り上げた脚本を演じたい本人が監督しているので、思い入れが感じられます。といいつつも、本人がわかりすぎているためか、説明不足のところやくどいところもあるのですが、それを差し引いてもよくできています。

分析医の父、うつ病の母の間に一人っ子として育ったアンドリュー・ラージマン。9歳のころ、もののはずみで母をつきたおしたところ、不幸にも彼女は半身不随で車椅子の身に。それ以来アンドリュー(友達はアンドリューのことを「ラージ」と呼ぶので以下ラージと呼ぶことにします)は怒りを鎮める薬をずっと飲まされることに。16歳のころには全寮制の学校に入れられてしまいます。
そんなラージは学校卒業後ロスで役者の道を歩みます。もちろん食えない役者でベトナム料理屋でウェイターのアルバイトもしています。9歳のころから飲まされ続けている薬のせいで「喜怒哀楽」がうまく表現できないラージ。バイト先で理不尽にののしられても無表情です。こんなことでは役者稼業がうまくいかないのはあたりまえです・・・・・。

そんな彼のもとに父親から「母親がお風呂で溺れ死んだ」という連絡が。久しぶりに故郷のニュージャージーに帰る彼(ちなみに、原題の「Garden State」とはニュージャージー州の別名です。日本向けの原題ではないが故に、またもや変な邦題をつけられてしまいましたとさ!)。そこで出会った旧友(「K-19」でほれて以来ファンのピーター・サースガードが好演!)や、頭痛のために立ち寄った病院で出会ったサム(ナタリー・ポートマン演じるサマンサです)のおかげで少しずつ自分を取り戻していくラージ。故郷での4日間は、ラージにとってかけがえのないものとなりました。

DVD買おうかなあ。

サントラも最高です。DVD観たらサントラ欲しくなること請けあい!

Garden State

Garden State