ラヴェルの「ボレロ」


ちょっと前、ピアノで「マ・メール・ロワ〜パコダの女王レドロネット」をさらっていた頃、ラヴェルつながりで、ラヴェルといえば「ボレロ」だ!ということで、手持ちのCDを何枚か聞いていました。なかなかほどよいテンポのものに出会えないのが「ボレロ」。おなじみの「タン・タタタ・タン・タタタ・タンタン/タン・タタタ・タン・タタタ・タタタタタタ」この2小節が徹底して同じパターンでひたすら繰り広げられ(その数何と169回だそうな)ます。遅いボレロはいらつくし、かといって早ければいいというものでもない・・・。それに、自分にとって、「ちょうどいい速さ」は「その日の気分と正比例」します。だから、絶対的に正しい速さとは一体・・・・?


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ボレロ」。
この曲は映画で使われたり、CMでも使われますので、だれもが知っている(はずの)名曲です。なので、CDもいっぱいあります。私も10枚ほど持っていましたが、そのうち半分くらいは引越しのドサクサでなくしています。その中には、「演奏者が感極まってラストのところで雄たけびをあげている」面白いバージョンもあったのですが・・・・たしか打楽器奏者の人が最後の160小節目すぎのCODAのところで、曲にあわせてウォー!と叫んでいるんですよ。
なくしたものをいつまでも惜しんでいては前にすすめないとは思いつつも・・・未練タラタラです。

久しぶりにボレロにはまった私が、何の気なしにアマゾンで検索かけたら「ラヴェルが指揮しているボレロ」のCDがあることを知りました。もちろん音源はLPなのですが、CD化されてるとは勉強不足ながら知りませんでした。というわけで、さっそくとりよせる手配をしたのですが・・・


しばらく何の音沙汰もなく、すっかり忘れていました。が、今日届いたのですよ。うれしいです。早速聴いてみました。だって、究極のところ、ラヴェルが指揮するボレロが、一番正しいボレロっていうことになるでしょ?テンポの上では。早すぎず、遅すぎず、作曲者の意図の通りに粛々と進む169小節のリズム・・・・。考えただけでもわくわくします。


この「ラヴェルが指揮するボレロ」に合わせて日本の独自企画「100%ボレロ」っていうCDも発注かけました。ピアノの連弾あり冨田勲さまのシンセサイザーあり(富田勲さまのパコダの女王レドロネット入りのCD欲しいよお

)、いろんなオーケストラの演奏ありの10曲入り=すべてボレロというもの。

かなり前に発注かけていたのに、今ごろ届いた。すっかり忘れてた。それだけ、ラヴェルの指揮のボレロのCDが入手困難だったのかな?写真はやっと手に入れた私の「一体何枚目?」のボレロ

10パターンのボレロが聴けます。

ボレロ100%

ボレロ100%

ラヴェル本人はこの速さがよかったのかと確認できる、作曲者による指揮で演奏の「ボレロ

Ravel Conducts Ravel

Ravel Conducts Ravel

写真は届いたボレロ2枚